第3回講演会「COSOガイダンス:『サステナビリティ報告に係る有効な内部統制(ICSR)の実現』翻訳刊行記念講演会」開催のお知らせ
昨今、国際的にESG投資が活発化してきていることなどを受け、企業のサステナビリティ課題への取組状況に関する情報に注目が集まってきております。
こうした中、グリーンウォッシュと言われるような、企業の実態を意図的に糊塗するかのような情報が公表される例も指摘されており、サステナビリティ報告に係る効果的な内部統制の整備・運用は、財務報告に係る内部統制と同様、企業にとって不可欠なものとなってきております。
こうした状況を受け、COSO(トレッドウェイ委員会支援組織委員会)では、2023年3月に、”Achieving Effective Internal Control over Sustainability Reporting (ICSR)”と題するガイダンスを公表し、サステナビリティ報告に係る効果的な内部統制の導入に向けたひとつの指針を示しました。
公益財団法人日本内部監査研究所では、いち早く本ガイダンスの翻訳に着手し、本年8月に、日本語訳として『サステナビリティ報告に係る有効な内部統制(ICSR)の実現』を公表いたしました。
今般、この翻訳に携わった関係者および有識者が一堂に会し、我が国におけるCOSO -ICSRの普及並びにサステナビリティ報告に係る効果的な内部統制の構築を企図した講演及びパネル討論会を開催する運びとなりました。
サステナビリティ報告及びこれに関連する実務に携わられる多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
公益財団法人日本内部監査研究所 第3回講演会概要
後援:一般社団法人日本内部監査協会
開催日時 (リアルタイム配信) |
2023年12月12日(火)14:00~17:00 オンライン(Zoom)開催 時間帯等詳しいプログラムは下記をご参照ください。 当日ご視聴いただけない場合でも、アーカイブ配信をご視聴いただけます。 |
配信期間 (アーカイブ配信) |
12月15日(金)~12月25日(月) 当日配信を録画したものを配信いたします。 |
申込期間 | 2023年12月7日(木)12時00分(正午)まで ※期限以外は受付できませんので、お早めにお申し込みください。 |
参加申込 | Peatixよりお申し込みください。 |
参加費 |
1名につき ¥5,000(消費税込) ※コンビニ/ATM払いの方のお支払い期限は販売期限の1日前です。 ※カード会社から送付される「ご利用明細書」や「引き落とし明細書」、ATMより発行される「ご利用明細票」が領収書になります。当財団法人からの領収書は発行いたしません。 ※一旦お支払いいただいた参加費の払い戻しは応じかねますので、あらかじめご了承ください。 ※通信状況により、プログラムの一部がオンライン実施できないことがありえますが、すべてのプログラムが実施できない場合を除き、返金はいたしません。 ※経理上、注⽂内容の詳細を含む必要がある場合などは、Peatixからのお申込み詳細メールの「領収データ>」をクリックすることで、領収データが⼊⼿できます。 |
受講方法 |
【Zoomによる配信】(12月12日(火)14:00~17:00 ) 【アーカイブ配信】(10日間(12月15日(金)~12月25日(月)) |
プログラム(敬称略)
開会挨拶 14:00-14:10 公益財団法人日本内部監査研究所 所長 辻 正雄 |
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第1部
元・青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授(2005年4月~2022年12月)元・金融庁企業会計審議会委員(2019年2月~2022年12月)(元・内部統制部会長(2021年2月~2022年12月))、日本ガバナンス研究学会(旧日本内部統制研究学会)前会長(2019年9月~2022年11月)、国際会計研究学会顧問。 著訳書は、『新潮流監査人の独立性』、『外部監査とコーポレート・ガバナンス』、『COSO内部統制ガイダンス』『COSO全社的リスクマネジメント:戦略およびパフォーマンスとの統合』(以上、同文舘出版)『監査事務所の強制的交代』(白桃書房)、『決定版COSO不正リスク管理ガイド』(日本公認会計士協会出版局)。 |
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15分休憩 |
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第2部 インフィニティコンサルティング 代表 内部監査人協会(IIA)国際本部 専門職資格審議会委員 プレミアアンチエイジング株式会社 社外取締役 金融庁 企業会計審議会 内部統制部会 臨時委員、CIA、CRMA、CCSA、CFSA 国内外の保険会社、衛星放送プラットフォーム会社、監査法人などで、経理、財務、内部監査に従事。2008年よりフリーランスで内部監査のコンサルティング業務に従事。IIAでは国際本部理事、専門職資格審議会委員、内部監査財団(IAF)評議員等を歴任。COSOのガイダンス、IAFの書籍、IIAの各種レポートなどの翻訳を多数手がける。 ・小西 範幸 (青山学院大学 副学長 大学院会計プロフェッション研究科教授)「サステナビリティ報告に係る保証とinternal control」 青山学院大学副学長,国際会計研究学会会長, 日本監査研究学会理事,(株)百十四銀行社外取締役(監査等委員) 【研究代表者を務めた研究テーマ等】 (1)「サステナビリティ情報と会計・保証・ガバナンスの展開」日本監査研究学会・課題別研究部会(2021年~2023年) (2)「営利・非営利組織の統合報告モデルの研究」国際会計研究学会・研究グループ(2015年~2017年) (3)「りスク情報の開示と保証のあり方 -統合報告書の公表に向けて-」日本会計研究学会スタディ・グループ(2011年~2013年) ・神林 比洋雄 (プロティビティLLC シニアマネージングディレクタ、公認会計士)「COSO-ICSRを実践に移すためのポイント」 アーサーアンダーセンに入社し、国内外を含む監査業務およびビジネスコンサルティング業務に従事。朝日監査法人(現あずさ監査法人)代表社員・本部理事、アンダーセンリスクコンサルティング・アジアパシフィック統括パートナー、アンダーセンワールドワイドオーガニゼーション取締役を歴任。 2003年プロティビティLLC創設、CEO就任。攻めと守りを基盤とするERMの高度化に よる経営戦略実現や、最適なガバナンス、内部統制構築を支援。2017年より現職。 日本内部統制研究学会(現日本ガバナンス研究学会)元会長。株式会社証券保管振替機構リスク管理委員会委員(現任)。一橋大学財務リーダーシップ・プログラム講師(現任)。ERM経営研究所LLC代表社員(現任)、双日株式会社社外監査役(17~21)、株式会社村田製作所社外取締役(18~現任)、株式会社東芝コンプライアンス有識者会議委員(20~21)。日本取締役協会リスク・ガバナンス委員会委員長(現任、2023年10月「未成年者に対する性加害に関する標準ガバナンスコード」策定をリード)、会計教育研修機構講師(現任)、公認会計士。 近著: 『今さらきけない内部統制とERM』(同文舘2020), 『COSO全社的リスクマネジメント』・『COSO内部統制の統合的フレームワーク』・『COSO不正リスク管理ガイド』(共訳)、『内部統制に関する法的責任の研究』・『開示不正』(共著)等
オブザーバー 橋本 尚(元・青山学院大学大学院教授) コーディネータ ・八田 進二 (青山学院大学名誉教授、大原大学院大学会計研究科教授) 学歴 慶應義塾大学経済学部卒業 早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了 慶慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学 博士(プロフェッショナル会計学・青山学院大学)
社会におけるこれまでの主な活動等 日本監査研究学会会長 日本内部統制研究学会(現、日本ガバナンス研究学会)会長 日本公認不正検査士協会評議員会会長 会計大学院協会理事長 金融庁企業会計審議会委員(内部統制部会長・監査部会長) 金融庁「会計監査の在り方に関する懇談会」座長 文部科学省「学校法人ガバナンス改革会議」委員 日本公認会計士協会「倫理委員会有識者懇談会」議長 また、複数の企業等の社外監査役および監事等を歴任。 |